日本企業が直面する課題の本質は、見えている「問題」のさらに深いところに潜んでいます。
その“水面下”を照らすヒントが、イタリアにあるのではないか。
2024年にトライアルとして始まった「イタリアのビジネスとデザインの交差を学ぶ旅」は、
2025年春に第1回目の正式プログラムを実施しました。舞台はイタリア ピエモンテ州ランゲ地方とミラノ。
地域産業・文化・歴史・デザインが重なり合う“テリトーリオ(territorio)”を体感し、企業・個人が自らのビジネスを再考するための学びと対話を重ねました。
今回のイベントでは、参加者による現地での体験報告を交えながら、2026年に実施予定の「第2回プログラム」についてご案内します。イタリア発の“意味のあるデザイン”と、日本企業の“持続的な変革”を結ぶ新たな試みです。
▶ テリトーリオとは
直訳すると「領域」
しかしイタリア語の“territorio”は、単なる地理的範囲ではありません。
地域の人々、企業、行政、文化、風土――すべてが編み込まれた「関係のシステム」を意味します。
そこに息づく「つくる・暮らす・伝える」が、イタリアのライフスタイルの根幹でデザインと密接な関係をもちます。
▶ プログラムの特徴

この旅は、単なる視察ではなく、自らの変化を導く経験のあり方を学びます。
文化的景観として世界遺産に登録されているランゲ地方では、ワイナリーや家具メーカー、行政・大学、白トリュフ協会など多様な現地ステークホルダーと直接対話。
さらにミラノ工科大学デザイン学部のAlessandro Biamonti准教授による特別レクチャーを通じて、「イタリア型デザイン思考」と「シリコンバレー型デザイン思考」の違いを考察しました。
現地企業の実践から見えるのは、“地域に根ざした創造”が世界市場で競争力を持つ理由。
この気づきが、参加した日本企業・個人にとっての「次の一歩」につながっています。
▶ 登壇者

安西 洋之(De-Tales Ltd. ディレクター)
 東京とミラノを拠点に活動するビジネス+文化のデザイナー。
著書『新・ラグジュアリー:文化が生み出す経済10の講義』などを通じ、
意味のイノベーションとデザイン文化を架橋する実践を展開。

渡辺 今日子(knots associates株式会社 取締役COO)
 システムズエンジニアリングとデザイン思考を融合させ、企業の新規事業開発・地域創生を支援。
2024年よりミラノに拠点を置き、現地との対話を通じて「持続的な意味のデザイン」を探求中。
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任講師
▶ 開催概要
日時:2025年11月20日(木)19:00–20:30   (終了後近隣にて懇親会を予定しています)
場所:麻布台ヒルズ Tokyo Venture Capital Hub
参加費:無料(要事前登録)
定員:30名
Peatixページの「チケットを申し込む」ボタンよりご登録ください。
https://peatix.com/event/4625889/
▶ こんな方におすすめ
- 自社の次の成長のヒントを探している企業経営者・事業開発担当者
 - デザインと地域ビジネスの関係に関心を持つ個人・クリエイター
 - 文化と経済を横断する新しい価値創造を模索する方
 - 次回(2026年)プログラムへの参加を検討したい方
 
▶ 2026年度 プログラム概要(予定)
実施日程:5/24(日)夜アルバ現地集合〜5/30(土)解散
定員:10名
▶ メディアでのプログラム紹介
安西洋之さんが2025年度のプログラムについてForbesに記事を掲載しました。
Forbes Japan 2025.08.21 
量より質の時代。では「高い質」に欠かせない要素とは(安西洋之)
https://forbesjapan.com/articles/detail/81367
安西洋之さんによるポッドキャストでも、このプログラムの話題を取り上げています。
ポッドキャスト NFL Notes  
エピソード#35 質の高さを作る条件とは?複層的な視点と友情について
https://open.spotify.com/episode/1Dej5HfB0bYP6eRRu7MxoM?si=jH2-BDFWTASWeHpBGQE_1A&nd=1&dlsi=7badea11c3a54ffb
主催:knots associates株式会社(https://www.knotsassociates.com)
   De-Tales Ltd.(https://www.de-tales.com)
お問い合わせ:
knots associates株式会社(担当:渡辺)
📞 090-6481-4926 ✉️ secretariat[a]knotsassociates.com
🌍 新しい価値を見出すための「旅」へ。
次の時代のイノベーションは、机の上ではなく、土地の上で生まれる。
イタリアで体感する「テリトーリオ」から、日本の未来を編み直していきましょう。